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机动战士高达UC演讲稿(2)

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ジオン・ズム・ダイクン『新人類たちへ』

 宇宙という新しい環境は、人に新たな変革を要求するだろう。第一の人類のルネッサンスを猿から人への変革であるとすると、第二のルネッサンスを封建から中世の文明を得た人類、そして、第三のルネッサンスとして宇宙を得た新しい人(ニュータイプ)。
 それは、より広大な時空をも一つの認識域の中に捉え、それによって一つ ..

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10楼
发表于 2009/05/15 | 编辑

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マフティ・ナビーユ・エリン(ハサウェイ)演説

 自分が、マフティー・ナビーユ・エリンであります。今日まで、自分を中心とした組織が、地球においでになった連邦*の閣僚を粛正してまいりました。そして、そのたびに、なぜ、こんな暗殺団まがいのことをしてきたのかを、説明してきました。それについては、かなりの世論の支持を得ていることは、連邦*の関係者もご存知のはずです。にも関わらず、連邦*は反省の色もみせずに、ここアデレードでは、さらに、地球汚染を再開するような法案の成立をもくろんでいます。
 本格的な閣議は、あすから始まり、マフティー掃討のためには、どのような支援も行われるであろうという合意がなされます。しかし、それは連邦*の関心が、われわれにむけられているというていどの問題でしかありませんから、それについては糾弾はいたしません。テロは、あらゆるケースであろうとも、許されるものではないからです。
 我々はマフティーの名前のもとで、クスィー・ガンダムとともに、連邦*と戦うのは、組織におぼれた人びとを粛正する目的があるからです。これが理想の戦いでないのは知っているのですが、宇宙移民法にあるとおり、全ての人びとが宇宙に出なければ、地球は、本当に浄化されることはありません。現在、人類は、宇宙で平等に暮らしていけるのです。オエンベリでは、地球に不法居住しようとする人びとが、軍を組織しようとした非はあります。しかし、それを力ずくで排除したのは、幾多の種を絶滅させた旧世紀人のやり方と同じではないでしょうか? 問題は、新しい差別を発生させて、連邦*にしたがう者のみが、正義であるという一方的なインテリジェンスなのです。
 今回のアデレート会議が、この連邦*の差別意識を合法化するための会議であることは、どれだけの方がご存知でしょうか? アデレード会議二日目の議題の中に、地球保全地区についての連邦*調査権の修正という議案がありますが、これはとんでもない悪法なのです。
 この第二十三条の追加項目にある文章は、官僚の作文なので意訳しますが、例えば、連邦*からの閣僚からの要請があれば、オーストラリア大陸に土地を所有している方々からも、任意にそれらの土地を提供しなければならないことになります。もちろん正規の居住許可を持っていらっしゃる方からでも、土地を取り上げることができます。代償は、収容する土地と同じ面積の土地を所有者の指定するスペース・コロニーに請求することができるというものです。
 これらの法案が、アデレードで可決されれば、地球の自然が復活する芽も摘みとることになります。それでは、人類が苦難を乗り越えてスペース・コロニーに移住した意味がなくなるのです。考えてみてください。特権階級の数万の人びとが、地球にもどりたいための法案が可決されれば、地球にもどる人びとが、数十倍になるのは簡単なことなのです。もう一度思い出してください。旧世紀の最後の一世紀だけで急増した人類が、地球そのものにも、瀕死の重傷をおわせたのです。しかも、スペース・コロニー移民が始まって一世紀もたっていない現在、地球の海は、まだまだ化学薬品が残留しているのです。雨にも、まだ化学物質が混入したままなのです。まして、植物と小さい生物たちの命は、じゅうぶんに復活していません……それは何をいみするか? そうです。地球には、まだ人類はもどってはならないということです。なのに、連邦*は、人類が地球にもどれる準備をはじめて、その前に、自分たちの既得権を手に入れようとしているのです。それが、このアデレードで行われようとしている会議の真相なのです。
 で、中央閣僚会議が、これらの法案を廃棄しない限り、閣僚たちの粛正をここで実行することを宣言します。この放送をきけば、関係者はアデレートを一斉に逃げるかもしれませんが、これ以後、アデレート周辺から逃亡するものは、無差別に粛正の対象にします。 しかし、我々は一般人をまきぞえにするつもりはありませんので、関係者以外は、これから二時間の間に、アデレートから待避してください。その後、アデレートから出ようとする乗り物と人は、全て我々のターゲットになるものと思っていただきます。

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11楼
发表于 2009/05/15 | 编辑
カロッゾ・ロナ演説(C.V創設時)

 諸君等が、本日まで、ビック・ブッホ以来の企業戦略のもとに、下働きに徹してきたことには、心より感謝している。再生品の艦艇やモビルスーツ、モビルマシンのテストは、どこに危険があるか知れない。それを身を挺してためす危険な任務をおこない、さらには、長期宇宙飛行テストなども実行してくれた。その諸君等の働きは、軍事訓練以上に峻烈であったことは、承知している。
 現今の地球連邦*内部の腐敗堕落は、人類全般にのしかかって、地球圏の生活圏を破壊するまでにいたっていることは、諸君等も承知していることである。わかりやすい問題でいえば、まだ再生しきっていない地球に、中央*の高官たちによって、永住目的の移民がはじまっているのである。これでは、地球は、旧世紀の二の舞となる。この意味は、諸君等には理解できよう……人類は、自然にたいして謙虚でなければならない。調和ある生きかたをしなければならない。諸君等の信条には、これらの教義を、クロスボーン・バンガードに入隊してから学び、潔い生きかたを実践してきた。このバックボーンがあるからこそ、諸君等は、厳しい任務を堅実にこなしてこれたのである。
 この諸君等の生きかたを連邦*内部に広めなければいけない時代が、招来したのである、との自覚を持っていただきたい……。ご覧のとおり、自分はラフレシア計画の完成をめざして、自らをテスト台に供している。ラフレシア計画については、知らない者がほとんどであろうが、おだやかにゆるやかに人間の能力を拡大させるシステムの研究である。しかしながら、ラフレシア計画の骨幹は、人の死を拒否するものではない。肉体は有限であって、ひととき魂をあずけられた肉体は、死によって宇宙にかえすのが真理であり、人の生きかたである。大切なことは、ひとときの肉体に、良き生きかたを体験させて、生きていて良かったという幸福感とともに、死を迎えられる心を育てるのが、人の生というものである。
 人の欲望。それこそ人の業である。が、社会という体制がが構築されると、そのシステムが、人の業を強化させて、永続していくように働く。これが、システムの持つ悪であり、悪の根源であるといっても良い。官僚機構は、国家と大衆を管理するための最低限度の必要事項なのだが、組織そのものがもつ悪を内包していることも、諸君等の知っているとおりである。人、個々人は善である。しかし、システムに組みこまれたときから、悪を為そうとはごうも亳も考えない者でも、結果として悪を為す。唯一の水の惑星である地球を破壊することも辞さなくなるのだ。なぜか? 想像力がないからというのはやさしいが、もう、そのような言葉をつかって遊んでいるときではない。改心を待っているときでもない。すでに、人の業が過剰だからだ。
 決起のときは、まだ決定していない。しかし、連邦*の中枢を粛清して、我々の教義を世界に広めなければならない。それが、人類、百億年の存続を約束するものである。そして、諸君等クロスボーン・バンガードは、現在の高貴な精神をさらに高めて、人を導くコスモ主義を実践するものになるために、選ばれた前衛である。
 高貴な人は、高貴であるがゆえに凡俗以上に身を律して、その規範をしめさなければならない。自らの血をながすことを恐れなければ、クロスボーン・バンガードの前衛としての殺戮行為は、神が許してくれると断言できる。なぜならば、殺戮そのものが目的ではなく、ひとつの種が生きるための一時の自浄行為であるからだ。故に、己の血をながしてみせろ!人の血をみたら、泣け! そして、死にゆく者に、満腔をこめて哀悼の意をしめせよ! それができる大きな人間、高貴なる者なれば、以後の世をまちがいなく率いてゆくことができる。そして、さらにだ、より切磋琢磨した人類は、すべからく高貴なるものになって、人類総体、ニュータイプになる時代となるであろう。これが、ビック・ロナのシャルンホルスト以来、マイッツァー・ロナが語る夢である。そして、それを実践する尖兵として、諸君等が、クロスボーン・バンガードとして結成されたのである。
 クロスボーン・バンガードは前衛である。前衛は過酷である。はっきりと申せば、大量の虐殺を実施して、旧来のシステムに潰された人びとを粛清する仕事をしなければならないからだ。が、この泥をかぶる仕事をするものがいなければ、スペース・コロニー時代といえども、無尽蔵に人を生かしつづけることができない。誰かがやらなければならない仕事なのである。その覚悟の表明が、わたしにとっては、この鉄仮面である。大量虐殺についての罪は、すべてわたしがかぶる意志表示である。諸君等は、大義を理解して、過酷な任務を遂行すれば良い。罪は感じるな。涙をながすだけで良い。そして、前衛としてのクロスボーン・バンガードの任務を実施するあいだに、己を高めよ! 高貴なる者になれ! そして、人類の指導者たるにふさわしい者になれば、それが諸君等の魂の贖罪になることは、保障しよう。

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12楼
发表于 2009/05/15 | 编辑
鉄仮面演説

 宇宙世紀一世紀を経た今日。地球連邦*の高官たちは、再び地球を汚染して、人類にとって唯一の宝を破壊している!
 もはや体制の改革は、無理と判断して、このコスモ・バビロニアの建設を決した。
 クロスボーン・バンガードはそのための尖兵にしかすぎず、この再建なったコロニーに捨てられたように住まわされた皆さんの力によって地球全体を守っていかなければならないのです。
 我らと意見を異にする者よ! 私を殺しに来るのはいい! 私は逃げも隠れもしない!
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鉄仮面演説

 すでに、コスモ・バビロニアの建国が、地球連邦*に変わる高貴な精神性にのっとって為されるものであることは、理解していると信じています。この建国が達成されれば、クロスボーン・バンガードなどという武力集団は、破棄して見せましょう。
 なぜか? 理由は、明快です。戦争は悲惨であり、悲しみを積み重ねるだけのものだけだからです。わたしは、私の息子と娘が、血まみれになって死ぬ姿を、見ることはできません。それに、武力による解決などは、どこにもないということは、歴史が示していることであります。しかし、残念なことに、時に愚鈍なる者を恐れさせて、恭順させるためには、武力が有効なときもあるのです……間違いを指摘しても直せない愚かな人々でも、生きるためには、特別な能力を発揮するものです。自分が努力しないですませるための理由を語ることができることは、本来、能力といえるものではないのです。しかし、人類は、そのように能力を使って、能力そのものを消耗してきました。
 世を平らかにできるものは、精神が高貴であり、理想を描くことのできる能力を持った者でなければならないのです。宇宙世紀の人類圏が行ったもっとも決定的な過ちは、それらの資質を持たない普通の人々によって、あらゆることが統治されてきたからであります。それは、絶対民主主義という美辞麗句によって、隠蔽されてきました。
 われわれは、個々人の欲望を吐き出しすぎたのです。しかし、個々人の欲望を満たすこととは、何か? 利益を上げるということは、一体何を意味するのか? 幸せを獲得することとは? それらのことを達成するために、資本主義が進化したとされますが、それが、共産主義より優れていたという神話によって、経済は正義となり、科学まで荷担させて手に入れたものは、狭視的なエゴを育成しただけでした。その結果が今日の連邦*が作った、差別と特権の乱用の世界なのです。地球連邦*は、その権化であります!
 この狭いテリトリーで、そのエゴを抜け出した体勢を獲得しなければ、われわれは、スペース・コロニーさえも放棄しなければならなくなります。そのときは、地球は、すでにありません。そんな人間の悲惨な未来を将来させないために、われわれは、理想に一歩でもちかづける高貴さをもって、新しい体制を構築しなければならないのです。それが、コスモ・バビロニアなのです。
 わたくしは、高貴なる者ではありませんから、このように醜い鉄仮面をかぶり、捨て石になる覚悟をいたしました。私の任務は、コスモ・バビロニアを支えてくれる高貴なる者を発見して、われわれに道を示してくれるための器をつくるためなのです。ですから、私と意見を異にするものは、わたしを討って良いのです。そのための仮面です。わたしは、わたしを討つ者の顔を見たくないために、この仮面をかぶりました。ですから、いつでも、背中からでも、わたしを討ちなさい。しかし、ここで、今、その者に呼びかけておきます。わたしを討ったあとは、ここで語った理念だけは、まちがったものではないのだから、それを引き継げ、と!
 遠くの市民の方々には、見えなかったでありましょうが、いま只今、このわたくしを狙撃したものがおりました。その弾丸が、わたしの胸と頭部にあたったのです。
 しかし、これで良い! これで良いのです。意見を異にするものは、討って良いのです!
 わたしは、クロスボーン・バンガードの旗揚げをしたときに、この仮面をかぶりました。そして、こうして公衆の前にも恥ずかしげもなく、この醜い姿を晒す覚悟をしたのは、わたしと意見を異にする者は、討って良いということであります。しかし、討つのではなく、一時は、わたしと意見を同じくする者がいるのならば、その方々の力をコスモ・バビロニア建国のために、お貸しいただきたい!

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13楼
发表于 2009/05/15 | 编辑
クラックス・ドゥガチ演説

 聞け!国民よ!
 われらは、地球連邦という地球に巣くう寄生虫どもを根絶せねばならないっ!
 この作戦によって地表の60%は死滅するであろう。われらは自らの手で母なる大地をけがす。そのことで深い悲しみに沈む者もいるであろう。だが、地球を無傷のまま連邦を駆逐するすべはすでにない。そして彼らが存在する以上われら宇宙の民がその自然の恩恵をうけることはない。
 無なのだ!
 ならば新しい世界に残された40%こそが、いかに至宝であるかを考えてみよ。それがいかにわれらに豊かさをもたらすかを思うがよい。
 怒れ! 国民!
 この大破壊を招いたものがすべて連邦の無能であると思い知れ!
 怒りを力に変えよ!
 そしてこの宇宙に新しい秩序をもたらすのだっ!

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14楼
发表于 2009/05/15 | 编辑
フォンセ・カガチの説得

カガチ
「人類は、まだ不幸の連続の中にいるからこそ、個々人の刹那の幸せを売って、人をまやかす。そんなことをやっていて、半病人の病気を長引かせるだけでは、人が腐ってしまうことは、あなたなら分かるでしょう」
マリア
「でも、血を流すことに喜びを感じるかも知れないあなたと、私が一緒になるのは、人として認めがたいのです」
カガチ
「では、私があなたと手を組まなければ……?」
マリア
「もっと血が流れましょう」
カガチ
「なら、私と手を組んで、血の量を少なくすることに、意味があるとは思いませんかな?」
カガチ
「木星まで行って帰って来るという環境は、地球的なものではありません。ですからですよ、お嬢さん。人類が、どれほど御しがたい種であるか、思い知ることができたのです。
 そして、この私にすれば、最後の木星行きから帰ってきてみた地球圏の混乱というものは、どうしようもないものに見えました。ちょうど、旧世紀時代のニューヨークとかの都市のように見えたのです。貧富の差は激しく、同じ町に住みながらも、民族の住み分けがあり、銃の不法所持者もいる。上下水道は、痛みが激しく、しかも、その水道水は、都市の必要性という理由だけで、理不尽な場所から取水されている。あげくに、都市が吐き出すゴミは、都会の人間の目に見えないところで捨てられ続けて、都市の基盤を揺るがしていることにも気がつかない。
 あげくが、天候まで影響を及ぼすような科学技術の乱用で、こっちに綻びができれば、こちらの技術で隠し、そのことによって、次の新しい不都合が生まれるというイタチゴッコをやってきました。その結果が、スペース・コロニーへの移民です。が、地球と同じことが、スペース・コロニー百年になれば、月までの空域で行われているのです。
 これは、もう、人類がやっていることを根本的にやめさせるしかないのです。そのためにですよ、私は、あなたのマリアの教義の根底にある母なる心を大切にして、キリスト以来のマリアの恩寵を世に広めるという考え方を利用させていただきたいのです」
マリア
「母なるものを大切に、ということが、人類社会の革新になるというのですね」
カガチ
「母がいて子があるのです。これは原理です。それを試験管の中でできると信じ込んだ人類の浅知恵と、そういう知恵という力を信じるしか男の立場がない、と思いこんでいる度し難い男の論法を駆逐するためには、マリア主義という古来より人類が聞き慣れた言葉は、武器になります。イスラムや仏教を信じるものには、抵抗がありましょうが、何、別の表現で迫ればいいのです。ハディージャでもシャーリアでも、観音菩薩の恩寵でも良いのです」
マリア
「方策といっても良いでしょうか。そういうものの一つとして、わたくしのマリアの光の教団を利用なさるのですね」
カガチ
「あけすけにいえば、そういうことです。あなたには、カリスマ性があるのです。それを、利用させていただきたい」
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マリア・ピァ・アーモニア『ザンスカール建国宣言』

 この宇宙に対して、人が特別であるということはありません。
 けれど、私たち地球に住むべきはずの人類は、道を踏み外して、今は、宇宙に住んでいます。これは、科学の勝利ではなく、外道なのです。犬や猫以下の道を選んだということです。
 何故こんなことになったでしょう? 私たちは、自分たちだけの正義で真理に目を奪われて、今だけの便利さと豊かさのために科学技術という道具を使いすぎたのです。
 しかし、長い時間で見れば、あの太陽が死に絶えるまでに、私たちは、新しい銀河に旅立つ技術を開発し、生物として進化するために、知恵を使わなければなりません。
 それまでは、私たちは、与えられたこの太陽系の中で、健やかに暮らしを続けなければなりません。
 すこやか、ということは、生物として当たり前の暮らしを続けるということです。
 女性と男性がいて、まぐわい、娘を成し、それを育てる。それ以外のことは、してはならないのです。
 にもかかわらず、わたくしたち人類は、母が子を産む痛みまで恐れて、出産の出血さえも嫌い、陣痛さえも忌み嫌う生物になってしまったのです。
 生物は、もともと出産を終われば、旧世代は絶えていったものです。
 その生物の摂理を恐れ、回避したのが人類でした。
 わたくしマリアが、ギロチンを擁護せざるを得ないのは、あの刃の下に流れる血の色を見ることによって、生物の摂理にのっとった生き方をしなければならないと思い出して欲しかったのです。
 生物は、血を流すものです。
 死んでいくものなのです。そして、生きるものなのです。
 生だけのある生物は、どこにも存在しないのです。
 わたくしたちは、そのように肉と魂を持ったものであるという心理に目覚め、自然と共存する生活を獲得しなければ、進化する時間を手に入れることなく、消滅していくでしょう。
 わたくしは、永遠の生命を信じます。
 輪廻にのった生命こそ、永遠なのです。
 この心理を万人が悟るためには、血を恐れつつも、慈しむ心を育てなければならないのです。
 それを知らしめるために、ギロチンにたって殉死してくれる者たちは、体現者としてわたくしたちに道を示してくれる尊い者たちなのです。
 罪あって、というのも、わたくしたちの狭視的な正義感の結果でしかないのです。
 そのことをわたくしたちは、心から思い知って、体現者たちに感謝と祝福を送らなければなりません。
 そのうえで、わたくしたちは、血と肉が大地に滋養をもたらして、次なる生命を育んでいくという原理の上に、人間社会の永遠性を獲得していくのです。
 そうしないと、人類は遅かれ早かれ自滅するでしょう。
 ギロチンは、わたくしたちが母の原理に接することができれば、廃止しましょう。
 その後は、母性の心を原理とした母なるマリアの心を育て、この原理によって、母なる帝国としてのザンスカールをわたくしたちの家とするのです。

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15楼
发表于 2009/05/15 | 编辑
マリア・ピァ・アーモニアの論理

マリア
「悲しいことだが、人類は、まだ理性を持っておたがいの存在を寛容にうけとめ、融和しあう状態ではありません。そういった人類なら、緊張状態を継続することによって、傷つけあうことを我慢させて、その間に、教育していくしかないでしょう。
 人種のちがい、地域性のちがい、文化的なちがい、宗教上のちがいから来る主張をいいつのって、それが、絶対的主権であると信じている間は、おたがい傷つけあうことをやめないのです。
 せまいエゴイズムを発揮するだけなのです。
 個性と主権、おのれがおのれであり続けるということは、もっと違う性格のものなのです。それを知らしめるには、教育しかありません。
 旧世紀の冷戦時代の集結の後に来た地球の混乱は、まさにのその種のものでありました。
 各個に独立と自主をとなえるのは、民族と個人の主権を主張するという意味では、正しいように見えても、それは、封建制下の世の中に生まれた考え方の反動でしかないのです。
 そうでなければ、民族的な鬱屈感、搾取されていた人々の心がおこさせたことなのです。 恨みの心です。
 二十一世紀の始まりは、そういった民族のエゴイズムと宗教的な反目と理念だけを追求して、地球がカオスになってしまったのです。
 それともうひとつ、政治的な思考と経済的な思考と理念がごっちゃになった考え方が、人々をとらえてしまったのです。
 それらのしわけができないのです。
 環境保全というテーマでさえ、政治的な力の関係の中で語られれば、その時々の経済的、政治的な理由と理念だけで排除され、時間をついやされてしまいます。
 バイオテクノロジーの発達は、良き方向での品種改良だけを生むことはなく、クローン人間の悲しみと悲哀を見るだけで、普通に生まれ育った人を楽しませることはありませんでした。
 長寿が、どれほど私たちに生の喜びを与えてくれたでしょうか? 長く生き続けることが、生の喜びを倍加してくれることはありませんでした。
 人々は、右に左に揺れてすぎて、その結果、人が生きるために絶対に必要であったはずの地球までも、犯しきったのです。
 フォンセ・カガチ宰相がかねがね主張している、多すぎる人類を整理するというのは、考え方としては認めましょう。
 けれど、スペースコロニーを手に入れた人類は、太陽が終息するまでに、新しい惑星に移住できる技術と精神を共有する主として、革新していくための勉強する場を手に入れなければならないのです。
 その勉強、教育の場が、緊張状態でなければ、手に入らないというのなら、そうしましょう」
クロノクル
「太陽が消滅するときまで、人は、どのように生き延びているのでしょうか?」
マリア
「肉体と精神は、はっきりとした相関関係にあります。精神が鍛えられて、存在そのものとしてもあり得るようになれば、精神は時空を跳びましょう。
 そうして、新しい肉体を再生させて、生きることができるようになりましょう。百万年という時間があれば、可能でありましょう」
クロノクル
「精神? 気ですか?」
マリア
「どう言っても良い。そういう、次のための力(フォース)がわたくしたちの肉体には、宿っているのです。そうでなければ、わたくしたちは、宇宙という真空に、生活の場を獲得することはなかったのです」
クロノクル
「スペースコロニーは、それほど有効でしょうか?」
マリア
「わたくしたちは、この宇宙にあっても同一種として認識できるのは、精神的なものがあるからです。現在の宇宙戦国時代というのは、まだこの環境に慣れていない人類が、認識しあいたいという衝動があるからこそ、行っていることなのです。この自らを鍛える状態をくぐり抜けて、学習を積み重ねれば、人類は、革新しましょう」
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マリア・ピァ・アーモニア『恩寵の儀』

 人々よ、よくマリアのもとへ。
 今日、またこの良き日にあたり、健やかな皆様方とお会いすることができて、嬉しく思います。また、今日という日も、昨日までと同じように平安でありますよう。 今日の恩寵の儀につきまして、皆様方の祈りをいただきたく、私、マリアからお願い申し上げます。ムッターマ・ズガン将軍の艦隊が、わたし共の世界を脅かすように迫っているサイド2の連合艦隊を阻止すべく、出撃いたします。その作戦に参加する皆様方の愛する人、皆様方の父なる人、母なる人、慈しむ方々が、無事に、皆様方の腕の中に戻ってくるように、祈りを捧げましょう。
 みなさま方の熱い祈りが、ムッターマ・ズガンの艦隊のもとで働く、皆様方の愛する人々に伝わらないわけはありません。そして、この恩寵の儀が毎年、毎月、毎日、皆様方の祈りによって滞りなく行われ、世に広められるために、わたくしは、女王マリアとして、皆様方に恩寵の念を送ります。

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16楼
发表于 2009/05/15 | 编辑
ギレン・ザビ演説(ガルマ国葬、TVA版)

 我々はひとりの英雄を失った。しかし、これは敗北を意味するのか!? 否、始まりなのだ!
 地球連邦に比べ我がジオンの国力は30分の1以下である。にもかかわらず、今日まで戦い抜いてこられたのはなぜか? 諸君! 我がジオン公国の戦争目的が正義だからだ!
 ひと握りのエリートが、宇宙にまで膨れ上がった地球連邦を支配して50余年! 宇宙に住む我々が自由を要求して何度、連邦に踏みにじられたかを思い起こすがよい。ジオン公国の掲げる、人類ひとりひとりの自由のための戦いを神が見捨てるわけがない!
 私の弟、諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ!! なぜだ!?
 戦いはやや落ち着いた、諸君らはこの戦争を対岸の火と見過ごしているのではないか。それは、罪深い過ちである。地球連邦は、清雅唯一の地球を汚して生き残ろうとしている。我々はその愚かさを、地球連邦のエリートどもに教えねばならんのだ。
 ガルマは、諸君らの甘い考えを目覚めさせるために死んだ。
 戦いはこれからである。我々の軍備は、ますます整いつつある。地球連邦もこのままではあるまい。諸君の父も兄も、連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ!
 この悲しみも怒りも、忘れてはならない! それを、ガルマは死をもって我々に示してくれたのだ!
 我々は今、この怒りを結集し連邦にたたきつけて、初めて真の勝利を得ることができる! この勝利こそ、戦死者すべてへの最大のなぐさめとなる!
 国民よ! 立て! 悲しみを怒りに変えて立てよ、国民!
 ジオンは、諸君らの力を欲しているのだ!
 ジーク・ジオン!!
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ギレン・ザビ演説(ガルマ国葬、劇場版)

 我々はひとりの英雄を失った! しかし、これは敗北を意味するのか!? 否! 始まりなのだ!
 地球連邦に比べ我がジオンの国力は30分の1である。にもかかわらず、今日まで戦い抜いてこられたのはなぜか? 諸君! 我がジオン公国の戦争目的が正義だからだ! これは諸君らが一番知っている。
 我々は地球を追われ、宇宙移民者にさせられた! そしてひと握りのエリートが、宇宙にまで膨れ上がった地球連邦を支配して50余年! 宇宙に住む我々が自由を要求して何度、連邦に踏みにじられたか! ジオン公国に掲げる人類ひとりびとりの自由のための戦いを神が見捨てるわけはない!
 私の弟 諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ!? なぜだ!?  新しい時代の覇権を我ら選ばれた国民が得るは歴史の必然である。ならば、我らは襟を正しこの戦局を打開しなければならぬ。
 我々は過酷な宇宙空間を生活の場としながらも共に苦悩し、錬磨して今日の文化を築き上げてきた。
 かつてジオン・ダイクンは人類の革新は宇宙の民たる我々から始まるといった。しかしながら地球連邦のモグラどもは、自分たちが人類の支配権を有すると増長し我々に抗戦をする。諸君の父も、子も、その連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ!
 この悲しみも、怒りも忘れてはならない! それをガルマは、死をもって我々に示してくれた!
 我々は 今、この怒りを結集し、連邦軍にたたきつけて、初めて真の勝利を得ることができる! この勝利こそ、戦死者すべてへの最大のなぐさめとなる!
 国民よ! 悲しみを怒りに変えて立てよ、国民よ!
 我らジオン国国民こそ選ばれた民であることを忘れないで欲しいのだ! 優良児たる我らこそ人類を救い得るのである!
 ジーク・ジオン!!
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ギレン・ザビ演説(ガルマ国葬、小説版)

 ジオン公国の栄誉ある国民一人一人に問いたい!
 諸君らの父が、友人が、恋人たちが死してすでに幾月が流れたか、思い起こすことを忘れたわけではないと信ずる。しかし、ルウム戦役以後、諸君らはあまりにも自堕落に時を過ごしてはいないだろうか? 地球連邦軍の物量と強権の前に、屈服も良し、とする心根が芽生えてはいないだろうか? なぜ、そのように思うのか? 選ばれた国民であるはずの、諸君らが、なぜに地球連邦軍の軟弱に屈服しようとするのか?我、ジオンの創業の闘士、ジオン・ズム・ダイクンは、我らに言い残したではないか!
 宇宙の民が地球を見守り、その地球を人間発祥の地とすべき時代に、地球を離れることを阻む旧世代が、宇宙の民たる我らを管理支配しようとする。宇宙の広大無比なるものは、人類の認識域を拡大して、我らは旧世代との決別を教えられた。その新しき民である我らが、旧世代の管理下におかれて、何を全うしようというのか? 我らこそ、旧世代を排除し、地球を聖地として守り、人類の繁栄を永遠に導かねばならないのだ。銀河辺地にあるこの太陽系にあっても、文明という灯を守り続けなければならない。これが、ジオンの創業の志であったことは、周知である。にもかかわらず、諸君らは、肉親の死と生活の苦しさに、旧世代に屈服しようとしている。ジオン創業の時代を思い起こしたまえ! 地球よりもっとも離れたこの新天地、サイド3こそ、諸君らの父母が選んだ、真に選ばれた人類の発祥の地であることを思い起こせ! ジオン・ズム・ダイクンのあの烈々たる演説『新人類たちへ』を知らない者はいない! 思い起こせよ! 我らジオン公国の国民こそ、人類を永遠に守り伝える真の人類である……!
 何の洞察力も持たない地球連邦の旧世代に人類の未来を委ねては、人類の存続はあり得ないのである。ただただ絶対民主主義、絶対議会主義による統治が、人類の平和と幸福を生むという不定見! その結果が、凡百の無能者と人口の増大だけを生み出してゆくのである。その帰結する処は何か?
 無能な種族の無尽蔵な増加は、自然を破壊し宇宙を汚すだけで、何ら文明の英知を生み出しはしない! 種族の数が巨大になり、自然の体系の中で異常と認められるに至ったときは、鼠であろうと蝗であろうと集団自殺をして自然淘汰に身を任せてゆく本能を持ち合わせている。これは、生物が自然界に対して示すことのできる唯一に美徳である。
 それがどうだ! 知恵がある故に、人類は自然に対して傲然として傲慢である。 自然に対して怠惰である。ジオンは、諸君らの総意をもって、諸君らの深い洞察力ある判断をもって、自らに鉄槌を下したのである。人類が自然に対して示すことのできる贖罪を成したのである。時すでに八ヶ月余り! ここに至って諸君らが、初心を忘れたとはいわせない!
 思い起こせよ! 我、ジオンの栄光ある国民よ! 諸君らの肉親の死を追って、我、愛するガルマが死んだ! なぜか!
 ガルマは、闘いに疲れた我らに鞭うつために死んだのである! 同胞の死を無駄にするなと叫んで死んだのである! 彼は……! 諸君の愛してくれたガルマは、ジオン公国に栄光あれと絶叫して死んだ! なぜか! ジオンの、いや、諸君ら、英知を持った人類による人類の世界こそ、真の人類のあるべき姿と知るからこそ叫べたのである。ジオン公国に栄光あれ、と! 起てよ! 国民! 今こそ、我らの総意をもって地球の軟弱を討つ刻である!

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17楼
发表于 2009/05/15 | 编辑
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18楼
发表于 2009/05/15 | 编辑
ディアナ・ソレル(キエル)演説(TVA版)

 全ての命を分かち合う全ての人々よ。武器を大地に置いて、私の言葉を聞いてください。わたくしは戦いを望みません!
 かつて、わたくしたちの母なるこの地球は、人が住むことさえ許されないほどに荒廃した惑星となりました。その様な時代があったことを、黒歴史は語っております。なのに、地球の皆様方は、それを忘れております。なぜでしょうか? 人間には、もっとも辛い体験や記憶は、忘れてしまうという悲しい性がございます。わたくしたちムーンレィスは、地球が再び住めるようになるまで月で暮らしました。人類の記憶を残すために、新しい人の再生に手をかすために。
 そして今日、この地球は、2000年に及ぶ歴史を刻むことを許し、人類の繁栄を築き上げることができるようになったのです。地球は、完全とは言えないまでも再生いたしております。ならば、ムーンレイスも地球に帰還して、地球の再生と、二度と誤った歴史を歩まないように、手をかしたいのです!
 宇宙に進出した過去の歴史を、地球の人々は、天の神々の物語にすることによって、または黒歴史に封印することで、再生の力を身につけたのです。悲惨で過酷な記憶だけでは、人は再生も再帰も不可能だからです。ですから、歴史的事実の解釈を変え、場合よっては、歴史そのものも書き換えてしまうのです。
 私たちは、この目も、鼻も、唇も同じです。この体も、地球人、ムーンレイスの違いはありません。同じ、人類だからです!
 私は、ここでムーンレイスのための国家を、サンベルト一帯に宣言することはやめて、再度、交渉を再開されますことを、アメリア大陸の人々に、お願い申し上げます!
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ディアナ・ソレル(キエル)演説(角川スニーカー文庫版)

この大地の上の立つ全ての人々
地球もムーンレィスも
あらゆる武器を降ろし我の言葉をお聞きなさい

我が名は月の女王ディアナ・ソレル

我はあなた達の多くと同じく戦いなど望まない
何故なら戦うために我らは再会したのではないからである

かつて我々の先祖はその大地の上で発展した
しかし遙か昔に不幸な争いが何度も繰り返され
我々は月とこの地とに分かれたのだと伝えられている

月に追いやられたムーンレィスはこの地に恋い焦がれ
この地に残った地球人は困難のうちに過去を忌まわしいものと封印した
あるいは
この地を捨てて星の世界に逃れた者がいた一方で
荒廃したこの地に取り残された者が 苦しみのうちに再興を志したと
その封印された歴史 黒歴史は語っている

どちらが正しい歴史かという論争はやめるときであろう

我々はこの目で見てきた
この耳で聞いてきた
この唇で話し 笑い 味わってきた
ムーンレィスも地球人も同じ一つの生き物
人類だからである

憎しみあえるほどに身近だからこそ
愛し合うこともできるのではないか

我は ムーンレィスの帰還国家をサンベルトに建国する
……そう宣言するつもりであった

しかし同じ人類同士だからこそ
この地球に帰還する権利を持つからこそ
再度帰還交渉を再開したく
アメリア大陸全ての人々に
お願い申し上げる

二千年も離れていた兄弟が
二千年という年月を越えて再会したこの奇跡を
心から喜びあえる日が来ることを……
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ディアナ・ソレル(キエル)演説(ハルキノベルス版)

 すべての命をわかちあう、すべての人たちよ。武器を大地に置いて、私の話を聞いてください。
 かつて、私たちの母なるこの地球は、人が住むことさえ許されないほどに荒廃した惑星になりました。そのような過酷な時代があったと『黒歴史』は語っております。なのに、地球の皆様方はそれを忘れております。なぜでしょうか?
 人間には、もっとも辛い体験や記憶は、忘れてしまうという悲しい性がございます。悲惨すぎる過去を背負ったまま、生き続けることはできないのです。だから忘れようとした。過った歴史に封印をして、再生にすべての力を費やしてきたのです。
 私たちムーンレィスは、地球が再び住めるようになるまで月で暮らしました。人類の記憶を残すために、新しい人の再生に手を貸すためにです。そして今日、この地球は二千年に及ぶ歴史を刻んで、再び反映を築き上げることができるようになったのです。
 地球は完全と言えないまでも、再生いたしております。ならば、ムーンレィスも地球に帰還して、地球の再生と、二度と過った歴史を刻まないように手を貸したいのです。
 宇宙に進出した過去の歴史を、地球の人々は天の神々の物語にすることで、再生の力を身につけたのです。悲惨で辛すぎる過去の記憶を、歴史そのものを書き換えることで忘れようとしたのです。
 それは、人という生体に宿る命の力が、文明と引き換えにしてでも生き続けようとした生命力が、させたことでありましょう。そのような歴史を踏んで再生した今、互いの歴史を否定して争い続けることこそ愚かです。
 私たちは、この目も鼻も唇も同じです。この身体も、地球人、ムーンレィスの違いはありません。私たちは同じ人類なのです。
 ですから、私はここで、ムーンレィスのための国家をサンベルト一帯に建設するのはやめます。そして、再度、和平交渉を再開されますことを、アメリア大陸の人々にお願い申し上げます。

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19楼
发表于 2009/05/15 | 编辑
フィル・アッカマン演説

 地球帰還作戦後、我がディアナ・カウンターに最悪の不祥事が発生した。親衛隊のハリー・オード大尉麾下のメンバーが、ディアナ・ソレル閣下を地球人に売り渡したのだ! これは許し難いことである!
 地球人は、ディアナ様を人質に脅しをかける! いや、殺害しているかもしれん! 我がディアナ・カウンターはこのような脅しに屈することなく、ムーンレイス全員の力を結集しなければならない!
 私は、地球人の蛮行を憎む! しかし、ディアナ様の意志を受け継いだ、我々ディアナ・カウンターはこの脅しに屈することはない!
 地球人は徹底して、完膚無きまでに叩いて、ムーンレイスの、ムーンレイスによる、ムーンレイスの為の国家を、この地球上に花開かせるのだ!
 それを、サンベルト共和国と言う! サンベルト共和国! 何たる美しい響き!
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フィル・アッカマン演説

 今日は、諸君に残念な報告をしなければならない。地球帰還作戦が始まって以来、最悪の不祥事はディアナ・カウンター内部において発生したのだ。
 親衛隊のハリー・オード大尉が、ディアナ・ソレル閣下を拉致した上に逃亡。現在、ミリシャに投降したとの情報が入っている。女王の警護を任じられた親衛隊の士官が、よりにもよってディアナ様を地球人に売り渡したのだ。蛮族に囚われたディアナ様が、どのようなご苦労をなさっておられるか……。それを考えると、恥ずかしながら涙を禁じ得ない。許されるものなら、軍務を放棄して単身救出に向かいたい思いである。
 私は地球人の蛮行を憎む。しかしディアナ様の意志を受け継いだ我々ディアナ・カウンターは、この脅しに屈することはない!
 地球人は徹底的に、完膚なきまでに叩いて、我々は新たな国家を地上に建設する。ムーンレィスの、ムーンレィスによる、ムーンレィスのための国家を、この地球に花開かせるのだ。ディアナ様の意志に従い、私はその国家をサンベルト共和国と名づけようと思う。
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ディアナ・ソレル演説

 我が親愛なるムーンレイスの人々よ。皆を不安にさせる自体が続いた事を、心から申し訳無く思います。全ての責任は、このディアナにあります。
 ですが、あの悲惨な太古の歴史から甦った人類が、我々ムーンレィスだという事を、わたくしは、皆々様に知って貰いたかったのです。その為に、冬の宮殿のデータをゲンガナムにも流させたのです。
 自覚すべきは、人類は再び黒歴史をなぞるかも知れないという事です。確かにそれは、人類の運命かも知れません。それでもわたくしは、貴方方と共にその運命に打ち勝ち、新たな歴史を築いて行くつもりです。
 それを地球の人々に知らしめるのもまた、わたくしたちの使命では無いでしょうか?
 冬の宮殿に眠る一千万のムーンレイスにも、この新しい事態を伝えて、人類の営みを月と地球に行き渡らせ、恒久的な文化圏を確立して行かなければ成りません。わたくしは古代からの人々の様に、普通に生き死にをする真の生き方を、手にすべき時代が来たのだと確信できる様になりました。その為に地球の力を借りなければなりません。
 そして、同じ過ちを二度と繰り返さない様に共に歩もうではありませんか。
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フィル・アッカマン演説

 ディアナ・ソレル閣下の勇敢なる前衛、ディアナ・カウンター全兵士に告げる。
 先刻、南の空に走った大量の流星は諸君も目撃したことと思う。あれは地球と宇宙とを結ぶ橋、ザックトレーガーが失われたことを示す光である。蛮勇に任せて発掘した航宙艦を飛ばしたミリシャが、結果を考えぬ破壊工作を仕掛けてザックトレーガーを瓦解せしめたのだ。この卑劣極まる行為によって、我々は事実上、二度と月には戻れなくなった。無論、ソレイユを始めとする一部の艦艇は地力で引力圏を離脱できるが、帰還船にはその能力がない。十万に及ぶ帰還民がこの地に釘付けになった以上、我々も彼らの安全を守るために留まり続けなくてはならないという意味では、第一次降下部隊の全員が月に戻る術を失ったと言っていいだろう。今後は増援物資も期待できず、苦しい戦いになることが予想されるが、我々は本来、この大地の土となるべく地球に降下(おり)てきたのだ。勇敢なるディアナ・カウンターの兵士諸君は、すでに不退転の覚悟を固めているものと確信している。
 しかし案ずることはない。この地球には豊かな資源がある。自給自足は十分に可能であるし、図らずもミリシャが実証してくれたように、太鼓の兵器が無数に埋もれている。過去、地球を住めない惑星に変えた悪魔の兵器であっても、我々が叡智を持って管理すれば、それは蛮族の跳梁を制し、無用な戦争を抑止する力となり得る。その発掘と整備を完了した今、我々は最後の戦いに立ち上がるべきである。
 ディアナ・ソレル閣下がここにいれば、同じ決断を下したと思う。閣下の弔い合戦ともなるこの戦いは、百年の後、繁栄の中で暮らす我々の子孫が、聖戦として語り継ぐものになるであろう。新たな統治国家をサンベルトに造り、地球圏に真の平和と繁栄を呼び込むため、諸君の一層の奮起に期待する。以上。

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